コロナのせいで留学ができなくなってどうしたらいいかわからない。
そう思っている人も多いですよね。
「渡豪直前で仕事も辞めていたのに留学できなくなった。」という話をわたしの周りでも聞きました。
また新しく仕事を探したり、留学の計画の練り直しをしたり、留学できないショックで落ち込んだり、さまざまな状況の人がいます。
そんな今こそ、チャンスをピンチに変えて、いつか留学できるときのために万全な留学体制を整えておきましょう。
留学前にこれだけはしておいたほうがいいよということをまとめてみましたので、読んでみてください。
留学準備①英語力をアップさせる
「留学すれば英語を話せるようになる。」と思っている人もいるかもしれませんが、そんな夢のようなことはありません。
留学が延期になっている今だからこそ、英語の基礎を徹底的に勉強したり、リスニング力を鍛えたり、できるだけ日本で英語力を上げておくようにしましょう。
英語力が上がれば、それだけ海外でできることの幅が広がります。
一番は仕事ではないでしょうか。
たいていの人が、留学後に現地で仕事を探すと思いますが、英語ができれば現地会社への就職も可能です。もちろん、日本人経営の会社もたくさんありますし、英語ができなくてもOKというところもあります。
しかし、オーストラリアでの最低賃金は1時間あたり19.84ドル(約1490円)と定められているのにも関わらず、最低賃金以下で雇っている会社があるのも事実。
残念ながら日本食レストランを含むアジア系のレストランに多いです。「英語ができないのに働かせてやってる。」ぐらいのスタンスの経営者もいます。
そういった仕事先にひっかからず、最低賃金以上もらえる会社で働くようにするためには英語力は必須です。
留学準備➁留学中の目標、計画を立てる
時間のある今だからこそ、留学後の自分をしっかりと想像しておくことがおすすめです。
ワーキングホリデービザで「ホリデーなんだから1年休む。」という人も、たとえば「オーストラリアの主要都市を全部見てまわる。」「オーストラリアにしかない食材全部試す。」など、だいたいでいいので目標を立てておくことで意味のあるホリデーになりますよ。
「全世界に友達を作る。」のもいいですよね。
語学留学をするのであれば、英語を学んだ先になにをするのか、なんののために語学留学するのか、明確にしておくことで自分のモチベーションにもつながりますよ。
留学準備➂歯医者に行く
え?歯医者??
と、思うかもかもしれませんが実はこれが本当に重要。
オーストラリアの歯科治療は通常の保険は適用外だからです。
ワーキングホリデーで渡航予定の場合
ワーキングホリデーで留学する場合、日本で「海外留学保険」に加入してくる人がほとんどです。しかしこの海外留学保険の中には歯科治療費のカバーは含まれていないんです。つまり、もしオーストラリアで歯科治療をした場合はすべて実費。
相場として、治療の見積もりだけで500ドル(約38000円)、毎回治療費に加えて診察代やら受診料やらで700ドル(約53000円)かかります。
飛行機代を含めても、日本に帰って治療してしまったほうが断然安いんですよね。
保険の中には一部歯科治療代を負担してくれるところもあるので、保険加入時に検討してみるといいかもしれません。
でもなによりも、留学前に必ず日本で歯科を受診することが大切です。
ワーキングホリデー用の保険ならAIG損保学生ビザで渡航予定の場合
学生ビザは、OSHCと呼ばれる海外留学保険に加入することが義務付けられています。しかしこれもまた歯科治療対象外。
たいていの人が1年以上の語学留学期間があると思うので、一時帰国中のときには歯の点検、治療をする、オーストラリアで歯科の保険に入るなどの対策はしておくことをおすすめします。
AIG損保の留学生用プラン留学準備④住民票や保険、年金について調べる
住民票をそのまま残しておくと、自分が国外にいても「日本にいる」とみなされます。
住所が日本にある以上は住民税、保険料、年金などの支払い義務が生じるということ。
わたしの場合は、10か月のワーキングホリデーだったので住民票そのままで支払いを続け、学生ビザで渡豪するときには住民票を外しました。
手続き自体は自分の住所がある市町村でできますが、市町村によって申請方法が違っていたり時間がかかる場合もあります。前もって確認しておくのがおすすめ。
留学準備➄日本について知る
日本について知る?なんのこと?
留学したらホームスティをする、語学学校に行く、という予定がある人はぜひ日本のことについて勉強しておきましょう。
日本特有のものや文化について英語で上手に話せますか?
ホームスティをしていて、ホストファミリーに日本のことを紹介するとき、日本のことを聞かれたとき、意外とうまく答えられないことってあるんです。
語学学校も同じです。
「あなたの生まれ育った国について教えて。」という質問、ほぼ100%どこの語学学校でも聞かれる定番中の定番。
わたしは「お盆」について説明できなくて、「死んだ人が帰って来る。」と言って周囲を困惑させた思い出があります。間違いではないし日本人なら理解できるけど、海外の人にはなんで??ってなるんですよね。
上手に説明して表現できるようにしておけば、会話の幅も広がりますしコミュニケーションが楽しくなりますよ。
ぜひ日本のことについてたくさん紹介できるようにしておいてください。
日本の写真もたくさん撮っておくといいよ
留学準備⑥経験を増やす
予定してた留学が延期になって予定外のアルバイトや仕事をしている人も多いですよね。
それは、留学する人にとってとても大きな強みになります。
留学をしたら、まず仕事を探す人も多いでしょう。オーストラリアは経験が重視される社会なので、日本での仕事経験は必ず役に立ちます。
英語に自信がなくても、経験があれば採用してもらえることもあります。逆に英語ができても、仕事経験がゼロであれば採用してもらえないことも多いんです。
海外のカフェで働いてみたいなら日本でカフェで働いた経験を作っておく、接客業務をしてみたいなら日本で接客業務経験を作っておくなど、経験できることは経験しておくのがおすすめ。
留学を意味のあるものに
「はやく留学に行きたい。」という気持ちを、今はグッとこらえて来るべきときに備えて留学準備をすすめてみてくださいね。
我慢したぶんきっと楽しい留学になりますよ。
留学前の準備期間を楽しみましょう。
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