オーストラリア、シドニーがあるNSW(ニューサウスウェルズ)州はとっても物価が高いです。
もちろんその分賃金も高いですが、今回のコロナウイルスにより仕事は激減、食品・日用品は徐々に値上がりしているという現状です。
わたしも日々いかにして節約するかを考えてるよ。
「Return and earn」というのを知っていますか?
これは物価が高いオーストラリアで、少しでもお小遣い稼ぎをしたいっていう方にはピッタリのシステムなんです。
今回はこのReturn and earnについてご紹介します。
Return and earnとは
2017年にNSW州で始まった取り組みです。
空になったペットボトル、缶、ビンを返却すると1本につき10セントの払い戻しをしてもらえるシステムです。
たった10セント?と思うかもしれませんが、頑張って続ければチリも積もればという言葉通りけっこうな額になるんですよ。
その証拠にこのReturn and earnはたくさんの人が利用しているんです。
この取り組みを始めてからNSW州では2億個のペットボトル、缶、ビンを回収し、大幅なごみの削減をすることに成功したそう。
Return and earnについて
空のペットボトル、缶、ビンを最寄りのReturn and earnの機械が設置されている場所に持って行きます。
⤴⤴こういう写真のような機械がNSW州のあちこちに設置してあります。
自分の最寄りの場所を知りたいときは、myTOMRAというアプリが役に立ちますよ。
myTOMRAはReturn and earnの機械と繋がっているので、アプリをダウンロードして登録しておくのがおすすめ。
Return and earnの使いかた
機械は、ビン専用、缶、プラスチック専用に分かれています。
この機械はいつの時間帯に行っても行列ができているので、根気強く列に並びましょう。
ビンの方にペットボトルを入れても引き取りはされないのでご注意を。
画面にあるスタートボタンを押します。
myTOMRAを持っていない人は、スタートボタンを押してください。
myTOMRAを持っている人は、バーコードをかざしてログインしてください。
ログインすることでお金をPaypalに入金することができるようになります。
さらに手数料なしでPaypalから自分の銀行口座へお金を移動することができるので、myTOMRAでログインしてスタートすることをおすすめします。
ペットボトル、缶、ビンを1本づつ機械に入れていきます。
機械に1本入れるごとに、画面に現在の金額が加算されていきます。
すべて機械に入れ終えたら終了です。
myTOMRAでログインした人は、Paypalと書いてあるボタンを押してください。
myTOMRAでログインしていない人は、ドネーションかバウチャーかを選ぶことができます。
ドネーションを選んだ場合には返却した分のお金はそのまま募金されます。
バウチャーを選んだ場合はレシートが印刷されます。
そのレシートには返却した分の金額が書かれていて、ウールワースで使用することができます。お会計のときにバーコードをかざすとその金額が割引されるようになっているので、ウールワースを利用する人はバウチャーがおすすめ。
使用時の注意点
①全てのペットボトル、缶、ビンが返却できるわけではありません。
- 1L以上の牛乳ボトル
- 1L以上の野菜、フルーツジュースのボトル
- ワインボトル
などは返却できないのでご注意ください。
また、オーストラリアで製造されていないペットボトル、缶、ビンも返却できないことが多いです。アジアンショップで買ったドリンク類はほとんどが返却の対象外です。
ただどういうわけかときどき返却できる場合があるんですね。ですので一応持っていて試してみるといいですよ。
そして不思議なことにDAISOで購入したドリンクだけは100%の確率で返却可能です。
➁オーストラリアのスーパーで売られているドリンクでもディスカウントで10%オフなどのシールが貼られている場合がありますよね。
機械はバーコードを読み取るんですが、シールを貼っているとバーコードを読み取ってくれないので返却できなくなります。
必ずシールをはがすようにしてくださいね。
おすすめの設置場所
ボンダイジャンクションの駅構内に設置されています。
たとえばビーチに行った帰りや通勤途中など、空のペットボトルを1本持っていたらぜひReturn and earnの機械で返却して10セントの払い戻しをしてみてください。
こちらの機械は混雑していることはほとんどありません。たいていの人が飲み終わったペットボトルをサッと返却する場合に使用しているので、大量に持ち込む人はほとんどいないので穴場スポットです。
Paypalをダウンロードする
払い戻ししてもらったお金をPaypalに入金したい場合は、返却を開始する前に必ずアプリをダウンロードしておきましょう。
返却終了後すぐにPaypalに入金されるのでとても便利です。
結果
2020年2月、ついに払い戻し料金が400ドルを超えました。
最初は100ドル溜まったらおいしいものを食べに行こうなんて話していたのに、いざ100ドル貯まってみると次は200ドル、300ドルと目標が上がっていきました。
本当はもっと貯めたかったんですが、ちょうど引っ越しをしたので大きなワードローブを買うために全額使いました。
次は1000ドル貯めるまで頑張るぞとパートナーと話しています。長い道のりですが少しづつPaypalにお金が貯まっていくのを見るのがわたしの密かな楽しみだったりします。
ぜひみなさんもReturn and earnを利用して環境保護に取り組みつつお小遣いををゲットしちゃいましょう。
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